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東京海洋大学が新たな海洋開発人材育成の取り組みを実現していくために、先代の汐路丸と青鷹丸が担ってきた船舶職員養成及び海洋環境教育の機能を統合し、さらに海洋開発分野の教育機能と災害支援機能も付加した汐路丸Ⅳ世を建造し、令和3年10月14日より本学での運航を開始いたしました。新しい汐路丸は、前述した両船の機能に加え、最新の海洋環境観測設備を装備しています。


  • 総トン数    :775トン
  • 長さ(全長)  :60.73m
  • 幅(型、登録) :11.10m
  • 深さ(型、登録):6.50m(船楼甲板)
  • 航行速力    :12ノット
  • 定員      :70名

主要観測機器配置図 ARRANGEMENT OF MAJOR SURVEY EQUIPMENT

主要観測機器配置図

本船の機能?特徴

本船は、海洋科学技術の高度な教育、船員候補生や海洋資源専門家のための訓練、および、海洋生物学や海洋学の研究活動などに対応可能なように設計されている、最新の練習船です。

海洋開発人材の育成機能 学生44名の乗船を可能とし、動くキャンパス?動く研究室として、海洋開発に関わる教育を船上にて実践する。
海洋開発人材の育成機能
学生44名の乗船を可能とし、動くキャンパス?動く研究室として、海洋開発に関わる教育を船上にて実践する。
DPオペレータ実習 DPオペレータとしての操船実習、及び、オペレータに必要な機器を装備し、その特性等にに関する教育を行う。
DPオペレータ実習
DPオペレータとしての操船実習、及び、オペレータに必要な機器を装備し、その特性等にに関する教育を行う。
AUV、ROV実海域運用実習 Aフレームや各種クレーンを備え、機材整備、実海域投入、回収後のい整理等の実運用に関する実習を行うと共に、データ取得と解析が行える観測室を備える。
AUV、ROV実海域運用実習
Aフレームや各種クレーンを備え、機材整備、実海域投入、回収後のい整理等の実運用に関する実習を行うと共に、データ取得と解析が行える観測室を備える。
海洋開発プラットホーム、自立化船安全教育、遠隔操船教育 高度化、自動化の進む海洋開発、船舶運航技術、安全等、海洋に関わる各分野の教育機能を有する。
海洋開発プラットホーム、自立化船安全教育、遠隔操船教育
高度化、自動化の進む海洋開発、船舶運航技術、安全等、海洋に関わる各分野の教育機能を有する。
統合的海洋環境観測、海底資源探査観測実習 CTD測定装置?ソムナードームを備え、海洋環境、海底資源、海洋低に関する知見と共に、現場観測技術の習得、観測時の操船技術の教育を行う。
統合的海洋環境観測、海底資源探査観測実習
CTD測定装置?ソムナードームを備え、海洋環境、海底資源、海洋低に関する知見と共に、現場観測技術の習得、観測時の操船技術の教育を行う。
海洋環境、経済性を考慮した推進システム ハイブリッド推進装置を備え、排出ガスの抑制と燃費向上の両方を実現した推進システムを装備し、海洋環境への影響を最小限に留める運航を可能とする。
海洋環境、経済性を考慮した推進システム
ハイブリッド推進装置を備え、排出ガスの抑制と燃費向上の両方を実現した推進システムを装備し、海洋環境への影響を最小限に留める運航を可能とする。
教育のための全国共同利用拠点 全国の海事?海洋系カリキュラムを有する大学の教員?学生の幅広い教育に利用できる性能を有する。
教育のための全国共同利用拠点
全国の海事?海洋系カリキュラムを有する大学の教員?学生の幅広い教育に利用できる性能を有する。
災害発生時の支援機能 被災地へ海上から支援を行えるように、必要物資、水、燃料等を運搬?供給できる性能を有する。
災害発生時の支援機能
被災地へ海上から支援を行えるように、必要物資、水、燃料等を運搬?供給できる性能を有する。

建造記録

1.監督室での打ち合わせ

造船所内の監督室で打ち合わせ。船主(東京海洋大学)側である建造委員の教員と、造船所エンジニアとの細やかなコミュニケーションの積み重ねが良い船を建造する最大の鍵なのです。

2.ブロック検査

新汐路丸の船首に近い2つの二重底ブロックの検査を行いました。鉄板で覆われた迷路のような空間を四つん這いになって進み、溶接個所を丁寧にチェックします。

3.スターンスラスタの検査

スターンスラスタは船体を横方向に移動させるための特殊なプロペラです。岡山にあるプロペラメーカー(ナカシマプロペラ)でその動作試験が行われました。

4.バルバスバウのブロック建造

バルバスバウ(船の一番先端の部分)のブロックが建造が着々と進んでいます。分厚い鉄板が美しい局面に加工され、つなぎ合わされていきます。船が進む時に一番大きな圧力が加わる大切なブロックです。

5.メインプロペラ

新汐路丸のメインプロペラがついに登場。4翼の可変ピッチプロペラです。4枚の翼の角度を変えることで(詳しく知りたい方はスターンスラスタのページをご覧ください)、プロペラの回転方向を反転させなくても前進?後進がスムースに切り替えられる便利なプロペラです。

6.推進電動機

プロペラを駆動する電動機の性能試験を行いました。通常運転ではあり得ないほどのスピードや力を加えてもなお、異常なく運転できることや、高電圧を加えても壊れないことを実験的に確かめます。

7.立会試験(インバータ)

搭載予定のインバータセットが完成し、その性能確認のため、岐阜県の大洋電機さんを訪問しました。パネルの中にはインバータモジュールを始め、遮断器やコンタクタ、各種制御装置がギッシリです。一見地味ですが、マニアにはたまらない装置です。

8.ソナードームと気密試験

新汐路丸には各種海洋環境を計測するたくさんの観測機器が搭載されます。 それらのセンサーは船底から突き出したソナードームに配置されます。

写真右下に圧力ゲージが取り付けられていますが、ソナードーム内の 気密が保たれているか、中に空気を充満させて圧力低下がないか確認します。
また溶接箇所から空気の漏れは石けん水をかけて確認します。

9.測定?調整の立合い  主機関

新汐路丸の主機関(メインエンジン:推進用のエンジン)の組立が完了し、運転に関わる調整が進んでいます。この後、さらに調整が続けられ、12月に陸上公試(機関メーカーの出荷前検査)が行われる予定です。陸上公試が完了すると、機関の塗装等が行われ、いよいよ造船所への出荷準備が始まります。

10.主配電盤の立会試験

発電機から船内で各種電気機器に電力を安全に分配する設備を配電盤と言います。一見地味ですが、とても大切な設備です。その性能試験を山口県のJRCSさんの工場で実施しました。

11.ラインホーラーの立会試験

海洋観測機器等を丈夫なワイヤーで吊り下げ、水深800~1000mまで下ろして利用することがあります。観測機器が捉えた未知の世界のカケラを引き上げる装置、それがラインホーラーです。

12.機関制御盤の立会試験

大型エンジンを含む大規模システムを制御し、その運転状態を常時細かく監視するのが機関制御盤。この世に完璧なモノは無いし、故障しない機械も無い。だから世界は愛おしい。そんなエンジニア魂こそが "エンジンや周辺機器のわずかな異変" も見逃さないのです。

13.ウィンドラスの立会試験

船は海を力強く走るだけではありません。時には錨(いかり。アンカーとも言います)を海底に下ろして海上で休みます。錨とその鎖はとても重いので簡単に引き上げることは出来ません。そこでウィンドラスの登場。海底に突き刺さった錨を軽々と引き上げます。

14.減速機の立会試験